ちゃんとした人になりたかった。
どちらかと言えば厳格な家庭で育ったので、私は所謂世間で言うところの"いい子"だった。きちんと学校も行くし、好き嫌いもしないし、学級委員もやる。そうやって、世の中でいい子がすると思われる行いを重ねることによって、周りから褒められ自尊心を得ていた。
これ、今自身と向き合ったからこそ分かるけど凄く歪。だって、いい子じゃないと受け入れてもらえないと思ってた証拠だから。
本当の自分はクソだし、我儘だし、だらしないところだってある。それなのにそんな自分ではダメだと否定し、良い方向に強制的に矯正することによってしか存在価値がないと感じてた。(そのせいで不真面目な子に憎悪したりね。恐ろしい事に、自身の歪な正義を振りかざして自分は正しいと思ってたし)
ちゃんとした人であらねばという呪い。そしてその呪縛はまだほどけきっていない。
このブログでよく私は、自身のブログをごった煮とか、節操なしとか、雑多とか表現する。それは、本当の自分はごちゃごちゃしているのに、ちゃんとした人であらねば=ちゃんとしたブログであらねばという呪いを解こうと言い聞かせているから。
あなたは雑多な人間なの。クソみたいな弱っちい人間なの。それでいいの。好きも嫌いもあって、興味を持つものがたくさんあって、真面目な時も明るい時も暗い時も詩的な時も弱い時もある。それを表現しても世界は優しんだよー大丈夫だよーを感じる為に、こうやって書いている最中なんだと気付いた。
怖いよー。こんなごちゃごちゃした自分はダメって呪いが強力だからこそ、雑多を表現するのが怖い。嫌だ。ゾワゾワする。
それでも私は書き続ける。いつか呪いが解けて、雑多な自分最高ー!を笑って感じられる日が来るまで。ってな訳で、こんな気持ちでブログ書いてる奴もいるんだなーって見守って頂けたら嬉しいです。
【こんの11月ブログチャレンジ:投稿継続28日、投稿数46】
(チャレンジ目標:投稿継続30日、投稿数50以上)